富松が後天的にょたで3年ろ組で3Pです。
いつもどおり酷いです。




















 事の始まりは、山の中にぽつんとある祠の雨漏りを直した所からだった。迷子二人を捜索していた途中で見かけたそれは、中の地蔵が濡れてしまっていて気の毒だった。何となく気になって眺めて見れば、手持ちの道具で直せそうだったので、修理した。
 よし、と呟いて、富松は同級の二人を捜す作業に戻った。

 夜半、富松は寝苦しくて目が覚めた。数度瞬きをして自分の腹の辺りを見ると、神崎の足が乗っている。溜息をついて足を退かし、ついでに布団を掛け直してやる。反対方向に目を向ければ、次屋が何故か就寝時の状態から頭と爪先が反対になっていたが、これは流石に直せそうに無いので放っておく。
 目が冴えてしまったので井戸に行くことにして、富松は立ち上がった。妙に腰が重い。とりあえず寝乱れた寝間着を整える為、結び直そうと帯を解いた所て、富松は異変に気が付いた。
 見下ろした自分の胸部にうっすらと肉がついている。微々たるものだが、富松の胸は確かにおなごのように膨らんでいるのだ。富松は自分の精神を疑った。慌てて身体のあちこちをまさぐれば、どこもかしこも柔らかい手応えがする。それでも信じられなくて(あるいは信じたくなくて)、そろそろと股間に手を伸ばす。
「ない。嘘、だろ」
富松は眩暈がしてへたり込む。鈍い音を立てて床が軋んだ。
「どうしたんだ、作兵衛。こんな夜中に」
音で起きてしまった次屋に声をかけられ、富松の肩はびくりと跳ねる。
「ばばばか、こっちくんな」
「なに言ってんだよ、ちんこ勃ちでもしたのか」
次屋はぐい、と富松の肩を掴んで引き寄せる。帯が解けたままの寝間着はいとも容易くはだける。露出した微かな膨らみに、次屋は息を飲んだ。
「作兵衛、お前…」
「ばかやろう、みんじゃねえよぉ」
最早涙声で富松が言うのに、次屋は固まり、次の瞬間布団に取って反した。
「左門、起きろ。作兵衛が大変だ」
「あっこら、てめぇ何左門まで起こそうとすんだ」
「ふぁ、なんだ。まだ夜じゃないか」
富松が止めるも時すでに遅し、揺さ振られた神崎は目を擦りながら身を起こす。
「んあ、…作兵衛、あれ、お前女だったっけ」
「んな訳あるかぁっ」
じい、と胸を見られ、富松は慌てて寝間着の前を掻き合わせた。

 布団の上に車座になって三人は座っていた。
「んで、起きたらちんこが消えておっぱいがふくれてたのか」
「…まあ、そういうことだ」
はあ、と溜息を富松はつくと、不意に次屋が口を開いた。
「とりあえず新野先生に見せた方がいいんじゃないか」
「ああ、そうするべきだぞ」
次屋と神崎はまともな意見言う。彼らは言う事だけは何時だってまともだ。しかし、作兵衛は首を振る。
「新野先生んとこ行くには四年生の部屋の前の廊下通らなきゃなんねえじゃねえか…うっかりばれたりしたら、俺、死ぬ」
三年生と四年生は中が悪い。それは学年が近いというのも理由の一つだか、もっと大きな要因に居住区が一緒だというのがある。自室が近ければ、もちろん使う井戸やら物干し竿が限定される。そうするとどうしてもいざこざが起き、そこから学年間の対立に発展してしまう。
 話は逸れてしまったが、つまり三年生は四年生長屋の前を通らないかぎり何処へも行けないのだ。
「でも朝日出てからじゃ余計に目立つぞ」
「うう…」
比較的委員会の四年生と仲の良い次屋は、諦めろと言う。頭を抱えて唸る富松に、こちらは委員会の四年生と仲の悪い神崎が同情的な視線を投げ掛ける。
「あ、」
「どうした、左門」
「保健委員長の善法寺先輩のとこはどうだ。六年長屋なら庭を突っ切れば行けるだろ」
「なるほど、善法寺先輩の部屋なら作兵衛と仲良い食満先輩も居るしな」
どうだ作兵衛、と次屋が富松を見た。富松はちょっと驚いて頷いた。いくぞ、と手を差し出す二人を富松は頼もしいと思い、感動を覚えた。しかし次の瞬間反対方向へ進み出した二人に、その感動は一瞬で立ち消えた。


 善法寺と食満は夜中にも関わらず、にこにことしながら三人を招き入れた。富松は委員会で何度か訪れたことが有るが、神崎と次屋は初めて入ったので、骨格標本のコーちゃんを見てはしゃいでいる。
 食満がいそいそと出してきた三組の座布団の上に腰掛け、富松は事のあらましを説明した。
「女の子になっちゃう現象なんて聞いた事無いなぁ」
「ですよねえ」
溜息をつく富松に、一応今日の行動について一通り教えて欲しいと善法寺が言う。
「その地蔵って『裏山の悪戯地蔵』じゃないか」
言われた通り朝からの行動をなぞっていると、富松の話を善法寺の後ろで黙って聞いていた食満が、不意に口を出した。
「なんですか、それ」
「裏山にある地蔵でな、触った者に悪戯で呪いをかける地蔵があるんだ。ちなみに五六年の間では鉢屋地蔵とも呼ばれている」
「あ、それなら大丈夫だね。僕も呪いかけられた事あるけど二三日で元に戻るから」
「伊作は馬糞に滑って転んだ先に悪戯地蔵がいてな、頭をおもいっきりぶつけた挙げ句、その後三日間兎の耳としっぽが生えてたぞ」
六年は組の爽やかな語り口と話の内容の差に、富松は顔を引きつらせた。呪いなんて馬鹿な、と思うが、事実自分は女になっている訳だし、二人が嘘をついてるとも思えない。
「しかし鉢屋地蔵め、作に小屋を修理してもらったというのに恩を仇で返すような真似しやがって」
「まあまあ留さん。でもまだ良かったね、富松君は声変わりもまだだから声も目立たないし、胸もさらし巻いて服着ちゃえばわからないと思うよ。実技は多少身体能力に差が出ちゃうと思うから、見学出来るよう体調不良の診断書出しといてあげるね」
そう言って善法寺は、何故か常備してあるらしい保健委員の書類に筆を滑らし、出来上がったそれを手渡しながら笑顔で部屋を送り出してくれた。


 はあ、と息を吐いて、富松は布団に倒れ込んだ。なんとかばれずに一日を乗り切ったが、慣れない身体と感覚に翻弄されっぱなしであったため、ひどく疲れていた。不幸中の幸いは同室の方向音痴二人が、富松を心配したのかあまり側を離れようとしなかったことだ。捜索する手間がはぶける。
 委員会は食満から来なくていいと言われているので、暇だった。朝身支度に手間取ってしまったため、しまう暇が無かった蒲団の上でごろごろしながら、富松は何となく自分の胸に手を這わした。
(ちっせえ胸…)
微かに柔らかいものの、普段とさして変わらぬ胸をしばらくまさぐった後、富松は好奇心からおそるおそる下肢に手を伸ばす。
(やっぱ大きく違うのはこっちか)
袴の帯を解き、下帯を緩め、指を差し込む。緩やかな土手をゆるゆるとさするとわずかな茂みの感触がした。更に奥までいくと、割れ目がある。横の柔らかい肉をふにふにとしばらく押して、富松は意を決したようにそこを指で押し開いた。
(あ、湿ってる)
初めて触る女の部分にどきどきしながら指を動かそうとしたところで戸の外から音がして、富松はあわてて蒲団を被った。
「だだいまあ」
「帰ったぞ」
「おおおかえり」
外から帰って来た二人は富松の慌てつぷりにちょっと首を傾げたものの、元々そろって大雑把なため、深く考える気配はない。
 蒲団の中で袴の紐を結わいて、富松はずりずりと這い出した。
「…お前等二人だけで帰ってきたのか」
「いや、そこに数馬がいたから一緒に」
次屋が答えるのになるほどと富松が溜息をつくと、妙に真剣な面持ちで二人が正座した。
「作に頼みがあるんだけど」
「ああ、なんだよ」
「おっぱい見せて欲しいんだぞ」
元気いっぱいに手を挙げた神崎を富松は思わずなぐった。
「ふっざけんな、何馬鹿言いやがる」
まあまあと次屋が宥め、口を開く。
「お前も男なら…今は女だが。まあ、分かるだろ、女の子の身体に興味があるのは。こんな機会めったに無いんだからさぁ、頼むよ」
「それはそうだが…」
いつになく真剣な二人に押されて富松は吃る。確かに二人の気持ちはわかる。自分だって女の身体に興味があった。
 見つめてくる二人にしぶしぶ頷いて、ゆっくりと上着を脱いだ。黒い肌着の裾を袴の中から引っ張りだして鎖骨の辺りまでたくしあげると、次屋と神崎が息を飲んだのがわかる。
「どう、だ」
まじまじと見つめられ、心なしか顔を赤らめ富松が聞く。
「すげえ。ちゃんと膨らんでら」
いつものんびりしている次屋が珍しく興奮しているのが見てとれ、神崎に至っては口がぽかーんと開いていた。
「作兵衛、触ってもいいか」
神崎に聞かれ、富松は少し悩んで頷いた。触るくらい構わないだろうという考えと少しの好奇心からだった。
 決断力馬鹿のわりに優しい手付きで富松の左の胸が神崎の手によって包まれ、もう片方の胸の突起は次屋の指先でつつかれる。
「痛くないか」
「ん、平気」
聞かれるのに答えると、安心したのか遠慮がちだった二つの手はだんだんと大胆になってゆく。殆んどない肉を少し強引に揉みしだかれ、慎ましやかに主張する突起を捏ねられれば、妙な気分になってくる。
「は、あ…」
唇を噛んで荒くなる呼吸を抑えるが、か細い声が漏れてしまう。顔が熱くなり、肩が震える。
 不意に生暖かくぬめった感触を胸に感じて、富松はびくりと震えた。
「三之助てめ、何して…あ」
富松は、摘んだ乳頭に舌を這わす次屋を押し退けようとするが、左胸の下乳を神崎に舐められて力が抜けた。
「作お前さ、気持ち良くなっちゃったんじゃね」
「ふがけんな、馬鹿。んな訳あるか」
次屋の、悪気は無いが不躾な言葉に怒鳴り返し、度が過ぎる二人組を本気で殴ろうと拳を振り上げたところで、袴の脇から手を突っ込まれて富松は驚愕した。
「何を…」
「女の子は気持ち良くなると濡れちゃうって七松先輩が言ってたから」
「あっ嘘だろ、や」
下帯の上から未発達な筋をなぞられるのを信じられなくて、戸惑いの声を上げるが、次屋の指は無慈悲にも富松の下帯の中へ入り込む。
「どうだ、三之助。濡れてたのか」
「んー、ちょっと待って」
侵入した中指と人差し指が無造作に動き、やがて富松の大事な部分をわり開いた。
「わ、あ…あ、やめ」
初めて感じる他人の指による刺激に、富松は身を震わせて弱々しい声を出す事しか出来なかった。胸への愛撫で既に濡れていたそこから、次屋の指によってまた新しい蜜がじゅわ、と溢れてくるのが富松にもわかる。
「ふ…やぁ、あ…」
「三之助、どうなってるんだ」
「すげぇよ。ぬるぬるしてる」
「ずるいぞ。僕も触りたい」
自分もと騒ぐ神崎に次屋は頷いて、富松の耳元に口を寄せた。
「作、袴脱がせるぞ」
その言葉に富松は首を小さく振るが、潤んだ目で薄く開いた唇から吐息がこぼれている状況では、抑止力などあるはずも無かった。

 衣擦れの音がして、富松の袴は次屋によって落とされた。さらに左門の手が下帯を外しにかかる。
「わ…」
恥ずかしさに震える富松をよそに、二人は初めて見る女の部分に釘付けになった。
「作兵衛のここ、濡れててらてら光ってるぞ」
「すごいな。ひくひくしてるの、自分でわかるか」
「わ、わかる訳あるかあ…」
嘘だった。下半身がじん、と熱くなり、自分の意志と関係なく下腹部が引きつり、ぴくぴくと痙攣しているような感覚がある。
「は、あっ…や、あ、ああっ」
神崎の指が富松の女陰に充てられ、上下する。負けじと次屋もそこに手を伸ばし動かすと、たまたま指が敏感な肉芽を掠め、富松は膝を跳ね上げて甘い声を漏らす。
「作、ここ気持ちよさそうだな」
そこを触ると富松の声が大きくなることに気付いて、次屋は肉芽をしつこく弄った。富松を見るその目は興奮で湿っていて、我慢出来なくなったのか、富松をいじくっているのと反対の手を自分の袴の中に突っ込んで激しく動かしている。
 富松はひたすら未知の快感に翻弄される事しか出来なかった。下腹部からひっきりなしきゅうきゅうと甘い疼きが、背骨を通って頭までおかしくしてしまう。
「あ、あっあっあ…」
敏感になった肉芽に次屋の舌が触れ、神崎の指が遂に処女穴の中へ潜り込めば、もう何も考えられない。
「ふぁっ、あ、気持ちいい…あっああ…もっと、もっと…さも、さんの…すけぇ」
羞恥心は常識や理性と共に頭の隅に追いやられた。最早富松の頭には快感を追うことしかない。半開きの口の端から唾液が零れて頬を伝う。
 富松の豹変に、次屋と神崎は息を飲んだ。まだ少年らしさを残すあどけない顔が快楽に歪み、身体は熱く息づいている。普段見慣れているはずの同級生の顔に少女の身体がついているというちぐはぐな状態ですら、興奮を煽る。
「作兵衛、僕、も、我慢できな…」
神崎は既に入っていた指引き抜いて、代わりに取り出した自分の陰茎をあてがった。
「あ、あ…ふ…」
まだ未発達とはいえ指よりはるかに凶暴なそれを、富松の女陰は不思議と素直に受け入れた。
「あっ、すご…作兵衛の中きゅうきゅうして…気持ちいいぞ…」
「左門、ずるいぞ。次は俺が入れるからな。中出しすんなよ」
「わかった…あぁっ」
「ふあぁぁあんっ」
勝手に先走った神崎に次屋は文句を言いつつ興味深そうに結合部を覗き込み、何を思ったかそこを舐めた。神崎は根元に不意にぬめったものが通り過ぎるのに、富松は富松で次屋の舌が好いところをかすめた上に、驚いた神崎が腰を動かしたのにびくびく震えて歓喜の声を上げる。
「あっあっ、作兵衛、僕止まらな…」
「ふっ…う…あっ、あん、あ」
声変わり前のまだ高い声をいつも以上に高くして、少女のような声を上げる神崎に、富松は頭の中の冷静な部分で止まった事など無いくせにと思いながらも、熱に浮かされた部分は止まって欲しくない、もっと、もっと、と目の前の同級生を求める。
「あ、あっあっ、左門、は、う」
無理矢理股を割られ、昨日までは無かった器官に陰茎を差し入れられるのは、酷く苦しい。酷く苦しいのが酷く気持ちいい。富松の口元はだらしなく開いて涎が伝い、瞳は濡れてとろけるようになっている。
 不意に神崎の身体が震え、陰茎が引き抜かれた。
「ふあ…」
「あっ、作兵べ、えっ…」
神崎は引き抜いた陰茎を自分で握ってきつく眼を閉じ、富松の柔らかなお腹に向けて射精した。
 生暖かい飛沫がお腹にかかるのを感じながら、富松は浅く息をしていた。抜かれた場所が妙にすかすかして、何とも言えない喪失感がある。物足りない気持ちで膝を擦り合わせて居ると、次屋に腿を割り開かれた。
「作、入れっぞ」
富松の膝を抱えるようにして、次屋は富松に陰茎を挿入する。余裕のない急いた様子だったわりには内側の感触を味わうようにゆるゆる入ってくるそれに、先程まで神崎に激しく突かれて敏感になった富松の女陰はたまらなく感じてしまう。
「あ…あ、あぁ…」
身長も高く三人の中で一番体格のいい次屋の、同様に三人の中で一番大きなものが富松のなかをゆっくりじりじりと進む。富松の頭は神崎の膝にのせられていて、時折神崎の手が富松の髪を掻き分ける。
「はあ…まんこって、すげぇ。めちゃめちゃ気持ちいい…」
「あ、あ…あ」
「三之助、見てみろ。作兵衛の顔すっごいやらしいぞ」
次屋に耳元で吐息交じりにいやらしい言葉を呟かれ、神崎に顔を覗き込まれ、富松はぶるぶると震える。
「作、動く」
「うん…あ。あうぅっあっああっ」
いきなり奥を突かれ、立て続けに抜き差しされる。びちゃびちゃに濡れた結合部は苦もなく次屋の陰茎に馴染んだ。
「作っ気持ちいいっ…あ、あぁ…な、作、お前もいいか、あ」
「あ、ああっあんっあ…いいっ気持ちいい…さんのすけぇ…」
次屋が動く度に富松の下腹部に快感という熱い塊が渦巻きせめぐ。ふと薄目を開けると、眉をひそめて快感に耐える次屋の顔が見えて、普段からは考えられない色っぽさにどきりとした。
「あああぁ…俺イきそうかも。中で出していいか」
「ふ、あっあっあっあ…あ、ああっ」
次屋は富松に足を限界まで開かせ、恥骨がごつごつと当たる程奥まで押し込む。途端、喉の奥で呻いて富松の中に射精する。じわじわと奥が熱くなっていくのに富松は動かないまま息だけを荒くしていた。
 ずる、と濡れた音と共に陰茎が引き抜かれと、富松の女陰は快楽の名残にひくひく震えた。
「あーっ、三之助だけ中出しずるいぞ」
「だから先は左門に譲っただろ」
次屋が懐紙で自分の陰茎と富松の股を拭いてる横で、膝の上の富松の頭を撫でぐり回しながら、神崎が口を尖らせた。
 暫くわあわあと言い合っていると、啜り泣くような声がして二人はぎょっとした。
「作…兵衛、泣いて…」
「おい、そんなに嫌だったのか」
しっかり者の富松がうっうっとしゃくり上げるのに、次屋と神崎はおろおろとする。
「ご、ごめん。作。急に女になって不安だったのに俺達こんな…」
「作兵衛泣かないでくれ…」
神崎がもらい泣きに眼を潤ませ、次屋も情けない顔で富松の肩を撫でる。
「ひでぇよ、お前ら…」
「うぅ…ごめん」
「悪かったぞ」
「ひでぇ、俺だけ置いて二人で童貞捨てた…」
ぐすっと鼻を啜り上げながら富松が言った言葉にえ、と止まる。
「そっちかよ!」
「何だよ!お前らに俺の惨めな気持ちがわかるか。馬鹿、方向音痴馬鹿どもっ」
唾液で濡れててらてらと光る胸も、神崎の精液で汚れたお腹も、次屋に中出しされたものが零れついり股も丸出しで、駄々っ子のようにぽかぽかと二人の胸を叩く富松に二人は顔を見合せた。
「わかった。俺達が万が一女になる事があったら作に捧げるから」
「そうだぞ。そのかわり」
二人の声が揃った
「もう一回させて」


 もちろん、一回で終わる筈がなく、この狂宴は夜中まで続き。次の日無事男に戻った富松は、有る筈の無い器官の違和感に苦しんだとか。
 富松が童貞を捨てられたのかどうかはまた別の話。





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私はいったいどこへ行くんでしょうね。
仲良し三年ろ組が書きたかったはずなのに…

富松は女体化した食満に童貞奪って貰えばいいと思うんだ。